大掃除で出てきた、何年も使わなかった古いお財布が7個。
どう処分してよいのかわからず、とりあえず手元に残していました。
それぞれに思い出もありなかなか手放せずにいたのですが、
お財布としての役目を果たせないまましまいっぱなしというのは申し訳ないような気持ちになりました。
そんなとき、長年この方法で手放せればと思っていた「お焚き上げ」の機会に恵まれました。
(その他の処分方法の記事はこちら)
古いお財布を神社でお焚き上げ
古いお財布を神社仏閣で供養・祈祷してもらうこと。
これは私がずっと考えていながら、結局何年もそのままにしてしまった方法です。
ネット検索すれば祈祷供養してくださるお寺や神社の情報が数件ヒットするものの、近隣ではなかったり、とても特別な方法のような気がして敷居が高く、調べただけで終わること数年。
郵送で受け付けてくれるのだろうか?供養・祈祷料はどれくらい必要なのか?などと思いを巡らせたあげく「また時間のある時に考えよう」と先延ばしにするという・・・。
しかし偶然見かけたネット記事で、参拝できる距離の神社で財布のお焚き上げをしていただけることを知り、ひきこもりには珍しく即行動しました。
神戸元町の走水神社さまへ
神戸市のJR元町駅、阪神電鉄元町駅からすぐの元町商店街をまっすぐ西へ。
細い路地を左に入ると鎮座されている走水神社さまです。目印の看板があります。
1100年以上の歴史があり、ご祭神は
天照大御神、応神天皇、菅原道真です。
菅原道真公は学問の神様ですから、狛犬ではなく狛牛がお祀りされています。
また、筆塚もありました。
周りをマンションや高いビルに囲まれた小さなお社でしたが、大変清々しく心地の良い神社さまでした。
毎年決まって1月20日に財布のお焚き上げをなさっておられるそうで、頂いたチラシにはこのように印刷されていました。
「古財布・小物入れ等の感謝供養祭」
日々欠かさずに身につけられた 心のこもった物を丁寧に供養いたします。
お一人様/500円(数が多い場合は別途必要になります)
私は7個持参したため、別途必要になって当然だと思っていましたら、「お一人様500円です」とのことでした。「えーと、7個もお願いするのですが・・・」とお尋ねしましたが、「500円で大丈夫ですよ」とにっこり微笑んでお答えくださいました。予想とは違った金額でテンパってしまい戸惑いながら500円をお納めしたのですが、後から考えるともう少しお納めすればよかったと後悔・・・。
お守りなどは別途授与していただき、大変ありがたいことでした。
いつのまにか私の後ろに列ができていて、みなさん個数に関係なく500円を納めておられました。
一人で複数持参される方がほとんどだったようで、家族や友人から預かって来たという方もいらっしゃいました。
いよいよお焚き上げ
この日のお焚き上げは15時からで、40分ほど前にうかがった時にはかなりのお財布がすでに綺麗に並べられていました。小雨降る中、手際よく並べられてゆくお財布。
お財布のお焚き上げ初体験だった私は、少し緊張気味でドキドキしていました。
雨だったからでしょうか「社殿の中にどうぞ」と案内してくださり、祝詞やご祈祷まで体験することができました。
ジーンと感謝があふれて、泣いてしまいそうになりながら、何年も使われずに置かれたお財布へありがとうの気持ちを送りました。
他の参拝者の方が宮司さまに質問していたお話が聞こえてきたのですが、「年に一度だけ執り行っているので、明日以降は一年の間、持参いただいても結構ですし郵送でもお預かりします。来年1月20日にまたお焚き上げさせていただきます」とおっしゃっていました。
空の箱が隅にたくさん並んでいたのは、1年分のお財布を保管していたからだったんだと納得。
最後に
今回は、神戸元町の走水神社さまでお財布をお焚き上げしていただいたお話でした。
小雨が降る中のお焚き上げでしたが、雨の日に処分すると金運アップすると知ったのは
それから約一か月後でした。意図せずタイミングが良かったのだなと驚きました。
かつては毎日使っていたお財布を、感謝しながら手放せる機会に恵まれて良かったです。
初めてのお財布お焚き上げ、思い出に残る体験でした。
<走水神社>
〒650-0022
神戸市中央区元町通5-6-1
<2024年1月20日時点のチラシに掲載されていたこと>
初詣
厄除 1月18日~20日
古財布小物入れの感謝供養祭 1月20日
初天神祭 1月25日(初天神に受験や資格の合格祈願が特別に行われます。予約が必要)