淡く優しいピンク色が美しいパワーストーン、ローズクォーツ。
「ローズクォーツといえば愛の石」と言われるほど有名で、恋愛成就や良好な人間関係を願う方は、一度は手に取ったことがあるかもしれませんね。
世界中で人気があるローズクォーツはアクセサリーやパワーストーンブレスレットにもよく使われています。
今回は前半にローズクォーツの解説と浄化方法、後半に私の体験談をお伝えします。
ローズクォーツってどんな石?
和名で紅水晶、紅石英、薔薇石英と呼ばれ、主な産地はマダガスカル、ブラジルです。
多く市場には出回らないようですが、日本の福島県や福岡県でも採取されるそうです。
ゴツゴツとした結晶の形で飾る置物や、表面がなめらかに加工されたアクセサリーやブレスレット、お念珠、握り石など、様々なところで見かけるピンクの美しい水晶です。
ローズクォーツの石言葉
ローズクォーツの石言葉は「真実の愛」「真実の美」「やさしさ」「平和」。
また「無条件の愛の石」といわれることから、恋愛成就、親子関係、人間関係を円滑にする他、自己肯定感を高める助けになるといわれる石でもあります。
取り扱い上の注意
太陽光に長時間当たる場所や、高温多湿な所で保管するのは避けましょう。
退色、変色する可能性があります。
ローズクォーツの浄化方法
1~2か月に一度、浄化をすると良いそうです。リセットの意味と、ありがとうの気持ちを込めて行うとさらに良いと思います。石の輝きが鈍く疲れているように感じた時にも行うと良いでしょう。
月光浴
満月の夜、窓際や屋外に置いて月の光に当てましょう。
曇っていて月が見えない場合でも、空気中に満月のパワーが満ちているため気にせず行って大丈夫だと言われています。
雲の向こうには月があります。
流れ落ちる水
水道の蛇口から流れ落ちる水に石を当てます。まるで石の中も綺麗に洗い流されていくイメージです。時間は1時間から2時間が理想的だといわれています。
しかし、1時間以上水を出しっぱなしにするのが気になってしまう私は、自分の直観で調節しています。私は気が済んだ瞬間に終了しています。短ければ1分位で終了する時もあります。とにかく「よし」と感じたら終了しています。
乾燥ホワイトセージ
灰皿などの上で、乾燥したホワイトセージ1枚に火をつけて一旦消し、立ち昇る煙にローズクォーツを当てます。30秒ほどで充分だと思います。時間はご自分の直観で調整して下さい。
浄化が終わったら、使用後のセージに水をかけて完全に火を消して下さい。煙を当てたローズクォーツは柔らかい布で優しく拭きましょう。
くれぐれも火の元には注意して下さい。
天然塩
天然塩を深さのある容器に入れ、ローズクォーツ全体を埋めたり、盛った塩の上にローズクォーツを置きます。
そのまま半日から一晩くらい置いて水で洗い流し、優しく水分をふき取ります。
浄化に使った塩は次の浄化用に使いまわしません。紙に包むなどして1回で処分しています。
塩の種類はスーパーで手に入る天然塩を使っています。
以前、パワーストーンを多く扱う方が「特別なものでなくても普通の天然の粗塩で十分なんですよ」とおっしゃっていたので私もそうしています。
岩塩を使う方や、産地にこだわりのある方もいらっしゃるので、ご自分にピンとくるものが良さそうです。
さざれ水晶
さざれ水晶をお皿などに広げて(平らなお皿より少し深さがあるほうが石が飛び出しにくいです)、その上にローズクォーツを置くだけで浄化してくれます。とっても手軽な方法で毎日できます。
さざれ水晶はインテリアとして飾っても素敵ですし、空間の浄化用にも最適です。
おまけ:さざれ水晶の浄化
さざれ水晶の浄化もしています。ほこりが気になったらサッと水洗いして乾燥させます。
ローズクォーツや他のパワーストーンとともに月光浴もおすすめです。
私はさざれ水晶の輝きが鈍くなったように感じたら、天然の塩をさざれ水晶にふりかけたり、混ぜ込んだりして半日から1日程寝かせ、水で洗い流して乾燥させています。小さい粒なので洗う時に流れてしまわないように注意して下さい。ざる状のものを用意すると安全です。
ローズクォーツを手にしてから私に起こったこと
正社員として働いていた20代のころ、職場の人間関係で色々と悩みがありました。
職場に行くのが嫌だったし、逃げたいと思ったこともありました。
対人関係に関する本を読んでみたり、なんとかしようと焦っていました。
そんなとき書店で、小さな本とローズクォーツがセットになった箱が目に留まりました。
直観的に心惹かれてすぐに購入しました。
悩み事で毎日がしんどかったのに、久しぶりにちょっとワクワクしながら帰宅したことを覚えています。
ローズクォーツと仲良くなるためにしたこと
帰宅してすぐにその箱を開封すると、分厚い小さな本とすべすべで滑らかな優しいピンク色のローズクォーツが入っていました。本にはローズクォーツとの接し方が解説されていました。
残念ながらこの本は、数年前の大掃除のときに処分してしまったようで、本棚を探してみたのですが見つけられませんでした。記憶を頼りに本のネット検索もしてみたのですが、もう販売されていませんでした。
一緒に入っていたローズクォーツは今も大切にしています。
いつも持ち歩く
本には、ローズクォーツと過ごす時間をできるだけ多くするようにと書かれていました。
ローズクォーツをいつも持ち歩き、寝るときも出かけるときも、お風呂にも持ち込んで、石とのふれあいの時間を多くして過ごしました。
ちょうど手のひらに乗るサイズの握り石と呼ばれるものだったようで、よく手のひらに乗せて撫でたり、握ったりしていました。
持ち歩くと、リラックスすると共に不思議と応援されているような気分にもなりました。
声をかける
ローズクォーツへこんな風に声をかけていました。
「おはよう」「おやすみ」
「いつもサポートしてくれてありがとう」
「これからも仲良くしてね」
毎日一緒に過ごす時間が長くなると愛着が湧くもので、自然に言葉をかけていました。
小さな変化が起こり始めた
職場に行きたくない、逃げ出したい。自分はダメだ。でもなんとかしなきゃという日々を過ごしていると、気持ちが疲れてしまうのか「私さえ我慢すればいい。そうすれば丸く収まるんだ。」と思考停止の状態になっていましたが、
ローズクォーツを持ち始めてリラックスした時間が多くなってくると、小さな変化が起こり始めました。
- 通勤途中の街路樹が鮮やかな色をしていることに気付いた。
- コーヒーの香りを楽しむために、老舗の喫茶店へ足を運ぶようになった。
- 好きな音楽を聴きながら、ドライブを楽しめるようになった。
- 陰ながら助けてくれたり、気にかけてくれる人がいたことを知った。
日常の中に「ちょっとしたいい感じや嬉しいこと」を見つけられるようになりました。
緊張で縮こまっていた心と身体の力が徐々に抜けて、ラクになっていく感じもしました。
安心感が増し、職場へ行くのもそんなに嫌じゃなくなっていきました。
安心して幸せになってもいい
ローズクォーツを大切にすることは、自分自身を大切にする疑似体験だったように思います。
そして、ちょっと大げさかもしれませんが「私は安心して幸せになってもいい」という許可を自分に出せた気がします。誰かに特別なことをしてもらわなくても、爽やかな風をおでこに感じたり、コーヒーの香りで瞬時に気分よく過ごせること、沢山の縁に恵まれて仕事をしていたと分かった時、私はすでに幸せだったのでは?と感じました。
そして、焦る気持ちや自分を責める時間が減っていきました。
当時はまだ「自己肯定感を高める」とはどういうことかを知りませんでしたが、振り返ってみるとここが転機になったと感じています。
環境に大きな変化が起こった
しばらくすると、悩みの種だと思っていた人の私への態度が穏やかになり始め、世間話をするまでになりました。
さらに2か月程たったある日「実は退職することにしたの。いままでキツイことを言ってごめんね」と言うではありませんか。想像もしていなかった言葉を聞いて驚きました。その人は新たなチャレンジをする為に退職するとのことでした。その人を応援する気持ちになれたことは幸いだったと思います。
そしてその人が職場から去り環境が変化したころ、私にも転機が訪れ退職しました。
何かが一つちゃんと終わり、すっきりと解放された感覚でした。
ローズクォーツを大切にしてリラックスする時間を持つ
↓
良い気分を感じることが多くなり、焦りが少なくなった
↓
私は安心して幸せになっていいと感じた
↓
職場が嫌じゃなくなってきた
↓
悩みの種の人が退職
↓
私も人生の転機が訪れ退職し、新たな環境へ
この流れは、いま思い出しても良い経験だったと思います。
まとめ
今回はローズクォーツの5つの浄化方法と体験談をお伝えしました。
ローズクォーツの浄化方法
- 満月の夜に窓際、屋外で月の光に当てる
- 流れ落ちる水に当てる
- 乾燥ホワイトセージの煙に当てる
- 天然塩の上に置いたり、埋め込んだりする
- さざれ水晶の上に乗せる
ローズクォーツを手にしてからの体験談
- リラックス効果で「安心して幸せになってもいい」と感じる
- 職場の人間関係改善
- 人生の転機→退職に至る
最後に
パワーストーンを持ったとたんに素晴らしい奇跡が起こる人もいらっしゃるかもしれません。
私の場合は「この石を大切にしよう、縁あって出会ったのだから」と感じて少しずつ仲良くなり、じんわりと自分の見える世界が変わったように思います。ローズクォーツのやわらかな光とサポートが、私の緊張した心を穏やかにほぐしてくれて「安心して幸せになってもいい」と思えるようになりました。
トラブルと思えることは何かのお知らせで、もうすぐ次の扉が開くサインのような気がしています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
お読みくださった皆様に、おだやかな毎日が訪れますように。
※この記事に掲載していることは、あくまでも私の個人的な感想と体験談です。ご了承下さい。