【春財布】縁起の良い購入&使う前にしておくこと

縁起の良い春財布

お財布は痛んだり、お気に入りの色やデザインの物が見つかった時に新調するものだと思っていました。
しかし、母から「お財布は春に購入すると縁起が良いのよ」と教えてもらったことを思い出しました。

「春にお財布を新調すると縁起が良くて金運がアップする」
そんなはなしを耳にしたことはありませんか?

お財布は毎日使う大切なアイテム。
新しい季節の訪れとともに、新しいお財布に替えることで運気をリセットし、
金運を呼び込むきっかけになると言われています。

春財布が縁起が良いとされる理由や、新調するタイミング、色・形、
使い始める前の知恵などをご紹介します。

春財布=縁起が良い、金運があがるといわれる理由

「春財布」「張る財布」とかけて、「お金がたくさん入って財布が膨らむ=金運が張る(ハル)」とされる、
縁起の良い言葉遊びからきています。

日本では特に、言霊文化からくる語呂合わせが重視される点が特徴的です。

また、春は新しい始まりの季節。入学や就職、引っ越しなど、人生の節目が多く訪れる時期でもあります。
そんな春に合わせてお財布を新調することで、「新しい流れを呼び込む」「金運を育てていく」といった
前向きなエネルギーが宿ると考えられているそうなのです。

春財布の縁起の良さ、いつからいわれはじめたの?

実は、「春財布」という概念がいつから始まったのか、明確な年代や文献上の記録は残っていません。
ただし、この習慣は比較的新しいもので、20世紀後半、特にバブル期以降の「金運・開運ブーム」のなかで広まり、定着したと見られています。比較的、近年ですよね。

雑誌やテレビなどで「春財布は縁起が良い」と取り上げられるようになったことも、
大きな影響を与えたと考えられます。

こしあん
こしあん

ちなみに、日本における「財布」の歴史をさかのぼると、室町時代にはすでに「財布」という言葉が使われていたそうです。江戸時代には「巾着」や「紙入れ」等が一般的でした。
明治時代以降には、西洋から伝わったがま口などが登場し、財布は次第に機能性と縁起を兼ね備えたアイテムへと進化していきました。

春財布の「春」っていつのこと?

すごく縁起がいいことが分かったから、ぜひ「春財布」が欲しい!
でも、「春」といっても漠然としていて、具体的にいつのことを指すの?と思われたかもしれませんね。

春財布のシーズンには、いくつかの説があります。

・元旦(1月1日)から立夏の前日(5月5日)まで
・立春(2月4日)から啓蟄(3月6日)まで
・立春(2月4日)から春分(3月20日前後)まで
・冬至の翌日(12月23日)から立夏(5月5日)まで

また、財布を新調する際には「吉日」に合わせるとさらに運気が高まるとされています。
特に注目したいのは以下のような日です。

一粒万倍日一粒の種が万倍になることから、小さな努力や行動が、
何倍にもなって返って来る縁起の良い日。
天赦日すべての罪が赦され、何事も障害なく進む、最上の吉日。
寅の日「虎は千里往って千里還る」という中国の故事に由来。
使ったお金がかえってくるとして有名な日。
巳の日金運や財運に縁のある神様弁財天のご縁日。金運全般に良い日。
12日に一度めぐってくるため、比較的チャンスが多い。
己巳の日弁財天のご加護が最大に高まる日。商売繁盛祈願にも。
60日に一度めぐってくる。
辰の日成功・飛躍・昇進運が強い日。全体運アップ。

このような吉日が重なる「スーパー開運日」に財布を使い始めると、より金運がアップするといわれています。

金運が上がる財布の選び方──色・素材・形のポイント

財布を選ぶ際は、色や素材、形にも注目してみましょう。
以下は金運を意識した選び方のポイントです。

色の選び方

ゴールド・イエロー系:金運の象徴。特に陽のエネルギーが強い。

ベージュ・ブラウン系:安定した金運を育てる土のエネルギー。

グリーン:お金の流れを整える「癒し」と「成長」の色。

:財産を「守る」色。すでにあるお金を堅実にキープ。

素材の選び方

本革(牛革・豚革など):自然素材はエネルギーを吸収・蓄積しやすいとされる。

エナメル素材:艶があり、華やかさを呼び込む。派手すぎない色を選べば吉。

形の選び方

黒い財布を持っている人

長財布:お札を折らずに入れられるため、お金を丁寧に扱う意識が高まる。

L字ファスナー型:開け閉めがスムーズで、運気の「流れ」が良くなる。

こしあん
こしあん

最近はキャッシュレス決済の機会も多く、小さなお財布の方が増えていますね。
スマホ決済も一般的になり、あまり長財布にこだわらなくてもよいのかもしれません。

でもやっぱりこだわりたい!という方は長財布をお使いになると気分が上がるかもしれません。知り合いのセレブな紳士は「自分の周囲はみんな長財布派だよ」と言っていました。

新しいお財布を使い始める前に

今は亡き人生の師匠から教えてもらった、お財布の知恵をご紹介します。

① お財布を「寝かせて育てる」

購入してすぐに使い始めず、多めの新札(いつも入っていたらいいなと思う金額)を新財布に入れて、
暗くて静かな場所にしまっておきます。(テレビの側はよくないとのことでした)
この寝かせた期間、新財布がお札を記憶して金運が定着しやすくなるそうなんです。

なんと100万円以上入れて寝かせる方もいらっしゃるようで、
長財布が良いといわれるのは、このお財布育てがやりやすいからなんじゃないかと思っています。

こしあん
こしあん

この話を聞いてすぐ、財布を新しくした時に私も実行してみました。
この時は新札10万円分を入れて寝かせてから使い始めました。
臨時収入などはなかったのですが、ちょっと高級なスイーツや果物を
頻繁にいただくようになりました。嬉しいサプライズ!

② 最初に入れたお金は「種銭」として

財布に最初に入すれたお札は、種銭として何枚か財布に入れたままにしておくそうです。
あとのお札は大切な人へのプレゼントや、ご祝儀等で使うと良いとのことでした。

おまけ: 財布の中は常にスッキリ保つ

せっかく新調したお財布も、レシートやポイントカードなどで散らかってしまうと、
金運も乱れるとされています。
こまめに整理し、使いやすく整えておくことが大切です。

定期的にお財布の中身を全て出して、お掃除をしましょう!
そしてお財布本体を「いつもありがとう」という気持ちを込めて、柔らかい布で優しく拭いてあげましょう。
お財布はお金さんのお家です。

中古品のお財布について

「中古品のお財布は避けた方がよい」とも師匠は言っていました。
前に使っていた人の状況が分からないからという理由でした。

ただテレビなどで芸能人が、成功している先輩から財布のおさがりをもらって活躍できるようになったと言っているのを何度か見たことがありますが、大成功している人からのおさがりは良いそうです。

黒い長財布

最後に

キャッシュレス化が進んでいますが、まだまだお財布を使う機会はありますよね。
縁起をかつぐのは「こうしなければならないと」追い立てられるようにやるよりも、
「なんだか面白そうだからやってみようかな」くらいのほうが気軽で楽しめる気がします。

そして、金運と財布の色や形・素材について書きましたが、
一番大切なのは自分が気に入って大切に使えるお財布を気分よく持つこと
なのではないかと感じています。

毎日私たちの身近で働き通しだった、ちょっとくたびれたお財布を感謝して手放し、
お気に入りのお財布に新調してみませんか?