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【ラベンダー精油】心と身体を香りでつつむ・日常の癒し効果 

ラベンダーの香りがもたらす癒しの力

リラックスしたいとき、疲れた心を癒したいとき、ふとラベンダーの香りが恋しくなりませんか?

ラベンダー精油は、アロマテラピー初心者から上級者まで幅広い層に愛され続けている定番の精油。そのやさしく上品な香りには、心と体を包み込むような安らぎがあり、日常に自然の恵みを取り入れる手軽な方法として人気です。

この記事は、ラベンダー精油の基礎知識と日常生活での楽しみ方、後半は安全に使うために知っておきたい注意点をお伝えします。

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ラベンダー精油の基礎知識

  • 学名:Lavandula angustifolia
  • 抽出部位:花
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 主要成分:リナロール、酢酸リナリル、酢酸ラヴァンデュリル、β-カリオフィレン など
  • 主な産地:フランス、イギリス、ブルガリア、オーストラリアなど

ラベンダーは地中海沿岸原産のシソ科の半低木で、薄紫色の花を咲かせます。ラベンダー精油は、地中海沿岸に自生するラベンダーの花から抽出された天然の芳香成分です。その名は「洗う」を意味するラテン語「lavare」に由来し、古代ローマ時代から清浄・癒しの象徴として重宝されてきました。

主に使われる精油は3種類

真正ラベンダー(Lavandula angustifolia):一般的に「ラベンダー」と言えばこちらを指します。リラックス効果が高く、柔らかい花とハーブの香りが特徴です。

スパイクラベンダー(Lavandula latifolia):カンファー(樟脳)を含み、シャープな香り。リフレッシュ向き。

ラバンジン(Lavandula hybrida):真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種で、爽快感のあるクリアな香り。流通量が多く比較的安価。

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ラベンダー精油の効果

ラベンダー精油が「万能精油」と呼ばれる理由は、以下のような幅広い効果にあります。

1. リラクゼーション

ラベンダー精油に含まれるリナロールと酢酸リナリルには、心を落ち着かせる効果があるといわれています。深い呼吸とともに香りを吸い込めば、まるで森林浴をしているような気分に。

公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)の2015年1月28日付News Letterによると、無臭の状態とラベンダー精油の香りを弱条件で吸引した後で行われた脳波実験の結果、弱条件で吸引した方がリラックス状態で増加するアルファ波が増えることが確認されています。また、強条件、中条件よりも弱条件の方がリラックス作用が強かった結果も報告されています。

こしあん
こしあん

香りが強ければ良いというわけではないんですね。ほんのりがいいそうです。
下記にURLを掲載しますので、参考になさって下さい。

参考サイト:公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)
ラベンダー精油のストレス緩和作用~アロマをほんのり漂わせることでリラックス~
https://www.aromakankyo.or.jp/pdf/news/45/150128_AEAJnewsrelease.pdf 

2. 睡眠の質向上

「ラベンダーを枕元に置いたらよく眠れた!」という声はよく聞きます。ラベンダーの香りを漂わせるだけで、自然な眠気を促し、ぐっすり眠れるという研究報告もあります。寝つきが悪い方や眠りの浅い方には、枕の側にラベンダー精油を付けたアロマストーンを置いたり、ピロースプレーやディフューザーを活用するなどしてみてはいかがでしょうか。

医療機関や介護施設などでも、ラベンダー精油を用いた芳香療法が安眠サポートに活用されている事例が増えています。ラベンダー精油が眠りに効果があるという科学的根拠は、複数の研究や専門家の報告によって支持されています。

こしあん
こしあん

母が介護施設に入所している時、ラベンダー精油入りの足湯の時間がありました。「とても気持ちがよくて眠りやすくなった」とお気に入りで、足湯を楽しみにしていました🌿

3. スキンケア

抗炎症・抗菌作用があるとされるラベンダー精油は、スキンケアに役立つといわれています。ホホバオイルなどのキャリアオイルに希釈して、やさしく塗布してみましょう。(パッチテストをしてからお試しください)

注意点

ラベンダー精油をスキンケアに使う際は、必ずキャリアオイルや精製水などで希釈する必要があります。原液のまま肌に塗布すると刺激が強すぎるため、安全に使うには適切な濃度に薄めることが重要です。

希釈方法と濃度

  • キャリアオイルや精製水で希釈:ラベンダー精油をキャリアオイル(ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、アルガンオイルなど)や精製水などで希釈します。
  • 希釈率:お顔に使用する場合は0.5%以下から、身体に使用する場合は1%以下を目安に希釈し、パッチテストを行ってから使用することが推奨されています。
  • 滴数の目安:精油瓶から自然に滴下する1滴は約0.05mlになるように調整されています。
    例)5mlのキャリアオイルにラベンダー精油を1滴加えると約1%の濃度になります。

4. 頭痛・筋肉痛をおだやかに

肩などが緊張したときに起こる頭痛、筋肉の疲労には、ラベンダーの香りとともにマッサージを取り入れることで、和らぐことがあります。入浴時に使用するのも身体がほぐれるためおすすめされています。

希釈したラベンダー精油を少しこめかみに塗ったり、温湿布にして首元に当てるセルフケアをしている方もいらっしゃいます。

5. リフレッシュ

ティッシュやハンカチ(シミに注意)に1滴垂らせば、仕事中や移動中のちょっとしたリフレッシュにも最適です。

こしあん
こしあん

私も簡単なリフレッシュ法として取り入れています。コットンに精油を1滴染み込ませ、小さなチャック式ビニール袋に入れてバッグにしのばせています。外出先で気分転換したい時は袋を開けてそっと香りを楽しんでいます。「香りコットン」はお部屋に置いておくだけでも香りが広がり気分が変わります。ゴミ箱に捨てても良い香り!

ラベンダー精油の使い方

1. 芳香浴

アロマストーンに精油を垂らしたりルームスプレーを作ったりして、香りの空間を楽しむ方法です。素敵なデザインのアロマディフューザーはお部屋のアクセントにもなりますね。自然な癒し空間を作ることができます。

2. バスタイム

天然塩やバスソルト約大さじ1に精油3滴程を滴下してよく混ぜて希釈し、湯船へ投入。心地よい香りに包まれて癒しの時間に。

※湯船に直接精油を滴下しないでください。水に浮いた精油が肌に直接触れないようにしましょう。傷や湿疹のある方は使用を控えてください。

3. 香りのスプレー

お出かけ時に携帯したり、お部屋の芳香、眠りのサポートに役立ちます。自分で簡単に作れます。

用意する物

  • スプレーボトル(遮光タイプがあればベスト)
  • 無水エタノール5ml(小さじ1)
  • ラベンダー精油10滴(1%希釈)
  • 精製水45ml(飲用水でも大丈夫)

スプレーボトルに、無水エタノール、精油の順に入れて混ぜます。次に精製水を入れます。全体をよく振れば完成です。お使いになる時は毎回よく振って下さい。2週間位を目安に使い切って下さい。アルコールが入っているので火気のある場所では使わないで下さいね。

4. トリートメントオイル、マッサージオイル

出来上がったトリートメントオイル、マッサージオイルは、まず手のひらに出して、両手でよく温めるようになじませてから身体に塗り広げてください。(まずパッチテストを行うことが推奨されています)

用意する物

  • 遮光瓶
  • ベースとなるキャリアオイル30ml(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど)
  • ラベンダー精油6滴(1%濃度)

30ml入りのキャリアオイルが販売されています。精油を6滴加えるだけで簡単に作ることができます。全部で6滴以内でラベンダー精油以外の精油をブレンドしても楽しめます。使用の際は良く振ってからお使い下さい。

安全に楽しむための注意点と禁忌

  • パッチテスト:初めて使用する際は、必ずパッチテストを行い、肌に異常がないか確認しましょう。
  • 使用量:使用する際は、希釈濃度を守り、過剰な使用は避けましょう。
  • 品質:品質が確かな精油を選び、使用期限を守りましょう。
  • 保存:精油は冷暗所に保管し、酸化を防ぎましょう。

精油の使用は慎重に

天然=安全ではありません

精油は天然でも高濃度の成分を含むため、原液のまま肌に塗布するのは避けましょう。マッサージやスキンケアなど、肌に直接使用する際は、キャリアオイルや精製水などで0.5〜1%に希釈することが基本です。

初めての方はパッチテストを

ラベンダーに限らず、精油は体質によっては肌に合わないこともあります。希釈した精油を腕の内側に塗って24時間様子を見ましょう。

質の高い精油を選びましょう

100%天然精油(表示:Essential Oil)を選びましょう。「エッセンシャルオイル」と「アロマオイル」は別物です。

項目エッセンシャルオイル(精油)アロマオイル
成分100%天然の植物から抽出された成分のみ合成香料やキャリアオイルを含む混合物
用途アロマテラピー、マッサージ、スキンケアなど芳香浴、香りを楽しむための空間演出
効果植物由来の有効成分による心身への作用香りによるリラックス効果中心
価格比較的高価(品質や抽出方法により異なる)安価で手に取りやすい
安全性使用法や濃度に注意が必要比較的安全だが肌への使用は非推奨
使用例マッサージ、トリートメント、スチーム吸入、
手作り化粧品など
ディフューザー、ポプリ、ルームスプレー
表示名称「エッセンシャルオイル」「精油」など「アロマオイル」「フレグランスオイル」など

使用を控えるべきケース

  • 妊娠初期の方:ホルモンバランスに影響を与える可能性があるため、使用前に医師に相談を。
  • 乳幼児(3歳未満):精油成分に敏感なため使用は控えましょう。
  • 持病のある方・薬を服用中の方:医師や専門家に相談の上で使用するようにしてください。
  • アレルギー体質の方:事前にパッチテストを行い、異常があればすぐに使用を中止。

さいごに

ラベンダー精油は暮らしの味方

ラベンダー精油は、心と体にやさしく寄り添ってくれる香りのパートナー。正しい知識と使い方を知っていれば、リラックス、安眠、肌ケアなどさまざまなシーンで大活躍してくれます。安全な使用のためには禁忌事項にも目を向け、健康を第一に考えた使い方が大切です。

参考サイト】

一般社団法人 起立性調節障害改善協会 
【医師解説】不眠症におすすめのアロマ5選-睡眠効果の有無や寝る時の使い方を紹介
https://odod.or.jp/kiritsusei-tohaod-7140/ 

ラベンダーの香りと神経機能に関する文献的研究
(関西医療大学大学院 保健医療学研究科、関西医療大学 保健医療学部 臨床理学療法学教室)
https://www.kansai.ac.jp/pdf/kuhs_kiyo_06/14_br_yurugi.pdf

公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)
https://www.aromakankyo.or.jp/

※本記事は一般的なアロマテラピーの知識をもとに執筆しています。医療行為や治療を目的とするものではありません。健康状態に不安がある場合は、医師や専門家にご相談ください。